変な見た目・生態の深海魚10選:見た目も生き方もおかしすぎる

水族館
タキ
タキ

こんにちは
自称「水族館ジャーナリスト」のタキです。

深海魚に関する研究をしているほど
深海魚が好きな僕が厳選して
「変な見た目・生態の深海魚」を紹介します

深海魚に出会える水族館も紹介しているので
ぜひ水族館にも行ってみてください。

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変な見た目・生態の深海魚たち

実は深海魚の定義って
はっきりしていません。
(深海は深度200m以下の海のこと)

ですが、一般的に深海魚(深海生物)は
深度200m以下での生息が確認された生き物
のことを指します。

そんな深海魚たちですが
基本的なイメージはおそらくこんな感じ。

  • 気持ち悪い…」
  • 変わった見た目をしている…」
  • 「ちょっとグロテスク…」

確かに変わった見た目の深海魚が多いです…。
今回はまさにそんなイメージに相応しい
変な見た目・生態の深海魚を紹介していきます!

アズマギンザメ

名前:アズマギンザメ
分類:脊索動物門ギンザメ目テングギンザメ科
大きさ:約1m
生息水深:水深 約2,600m-3,000m

天狗のような顔した「アズマギンザメ」
鼻の部分が長すぎますね。
この部分は吻(ふん)と呼びます。

未だにここまで吻が発達した原因は
よくわかっていないそうです。
生態も含めて謎の多い魚です。

ギンザメの仲間の大きな特徴の一つに
頭部と腹部のトゲの付いた交接器があります。

普段は収納されていますが後尾の際には
これを伸ばしてメスを刺激したり
体を巻きつけて固定したりします。
変わった魚ですね。

ゾウギンザメ

名前:ゾウギンザメ
分類:脊索動物門ギンザメ目ゾウギンザメ科
大きさ:約 1.2 m
生息水深:250m付近

ゾウの鼻のような吻を持った「ゾウギンザメ」
この吻の先には電気や化学物質を感知する機能が
備えられていて、獲物を捉える際に利用しています。

そうして見つけた獲物たち(貝やヒトデ)を
平たく尖った歯を使って
噛み砕いて食べるそうです。

怖いですね。
それにしても変な見た目です。
シンガポールの水族館にたくさんいました。

ニシオンデンザメ

名前:ニシオンデンザメ
分類:脊索動物門ツノザメ目オンデンザメ科
大きさ:最大 7.3 m
生息水深:水深 200 – 600m

泳ぐのがとても遅い「ニシオンデンザメ」
これまで調査されている魚の中で
最も泳ぐのが遅いサメです。

平均時速はなんと1.2km。
赤ちゃんのハイハイぐらいです。

またこのサメは寿命が
脊椎動物の中で最も長いことで
一躍有名になりました。

調査の結果、最も年齢が高い
ニシオンデンザメは約400歳…。

長生きしすぎ。

性成熟には約150年かかるとされており
体も性格ものんびりしたサメです。

グリーンランドなどの地域ではメジャーで
食用にもされているサメです。

ユウレイオニアンコウ

名前:ユウレイオニアンコウ
分類:脊索動物門アンコウ目オニアンコウ科

体が透明な「ユウレイオニアンコウ」
最近日本でも発見されこの名前が
つけられることになりました。

皮膚に色素を持っておらず
体が透明になっています。

深海に生息するアンコウの仲間は
オスがメスに寄生する事が知られていますが
このアンコウも例外ではありません。

体に小さいオスがくっついている写真が
出回っています…。

タテゴトカイメン

名前:タテゴトカイメン
分類:海綿動物門多骨海綿目エダネカイメン科
大きさ:全長約 60 cm
生息水深:3,300 – 3,400m 付近

なにこれ、と思ってしまうような見た目の
「タテゴトカイメン」
れっきとした動物なんです。

カリフォルニア沖の深海で発見された生物で
ほとんど生態はわかっていません。

このハープの弦のような部分で
他の生物(カニなど)を捉えると
考えられています。

こんなのを深海で見つけたらめちゃくちゃ
驚きます…。なにがどう進化して
ここにたどり着いたんでしょうか。謎です。

シギウナギ

名前:シギウナギ
分類:脊索動物門ウナギ目シギウナギ科
大きさ:約 1.4 m
生息水深:300 – 1,000m

ウナギの仲間「シギウナギ」
ひものように長細い体に、鳥のような
くちばしを持った顔がついています。

頭のサイズに対して眼が大きく
太陽光が届くような水深では役立ちます。

また、体には長い側線が走っており
これを使って敵が近づくのを察知します。

さらに特徴的な長いくちばしは
獲物を絡め取るのに利用します。

しっかりと自分の特徴を利用した賢い魚。

ダイオウホウズキイカ

名前:ダイオウホウズキイカ
分類:軟体動物門ツツイカ目サメハダホウズキイカ科
大きさ:約 2.5 m(外套長)
生息水深:約 2,000m

「ダイオウイカ」より大きい「ダイオウホウズキイカ」
イカ類で最大なのはダイオウイカと言われていますが
体積ではこちらの方が大きいとされています。

ダイオウイカと同様に
「マッコウクジラ」の胃の中から発見されています。

吸盤には鉤爪が並び、獲物を捕らえて離さない
構造になっています。こんな以下に襲われたら
ひとたまりもないですね…。

巨体の割に意外と少食らしく
基本は漂っているだけの省エネ生活をしているとか。

500kgの巨体でも5kgの魚を食べれば
200日も生きられる、と言われています。
おそるべき燃費の良さ。

化学合成生態系の生き物

皆さん「化学合成生態系」って知ってますか?
簡単に言うと化学合成によってエネルギーを得ている
生態系のことです。

深海には、海底から噴出するガスのエネルギー
を利用して生活している生物たちがいます。

ちなみに私たちは「光合成生態系」
光合成によってできたエネルギーを元に
生活をしている生態系です。

ほとんどの生物が「光合成生態系」なんですが
深海には光合成に頼らない生き方をしている
生き物たちがいます。

そんな変わった深海生物をご紹介します。

ユノハナガニ

ユノハナガニ(Yunohana crab)【ロケ】日本科学未来館

名前:ユノハナガニ
分類:節足動物門十脚目ユノハナガニ科
大きさ:約 6 cm
生息水深 400 – 1,600m

まずは「ユノハナガニ」
海底にある、火山などによって熱水が出る場所
「熱水噴出孔」の付近で確認されるカニです。

100℃を超える場所でも確認されており
その耐熱性は非常に優れています。

眼は退化しているため、感覚器で熱水を
感知していますが、近づきすぎてしまう個体も。
かわいそうですね…。

ちなみにこのカニは
熱水によって育つ海底細菌を食べて生活してます。

ゴエモンコシオリエビ

ゴエモンコシオリエビ Goemonnkosioriebi Shinkaia crosnieri

名前:ゴエモンコシオリエビ
分類:節足動物門十脚目コシオリエビ科
大きさ:約 5 cm
生息水深 700 – 1,600m

石川五右衛門から名前をもらった
「ゴエモンコシオリエビ」

このエビは「熱水噴出孔」から
数十cm〜数m離れたところで
暮らしています。

深海は餌が少ないため生き物の数も少ないですが
彼らは深海とは思えないような
圧倒的な生物密度の高さで生活しています。

とても窮屈そうですが
それだけ餌が豊富ということです。

ゴエモンコシオリエビは自分の
体に生えた毛に細菌を飼っており
増殖した細菌を食べて生活しています。

ガラパゴスハオリムシ

Fiery Riftia Tube Worms Near Guaymas Basin Vents | Nautilus Live

名前:ガラパゴスハオリムシ
分類:環形動物門ケヤリムシ目シボグリヌム科
大きさ:約 3 m
生息水深:水深 2,000 – 2,670m

こちらは「ガラパゴスハオリムシ」
ハオリムシの仲間で最大になる種類です。

日本で見られるハオリムシは
「サツマハオリムシ」が有名です。
いおワールドで観られます。

真っ赤な部分がエラで
この赤みはヘモグロビンのもの。

人間のヘモグロビンよりも巨大で
硫化水素と酸素を同時に運ぶことができる
構造をしています。

この硫化水素を体内に住む微生物に渡し
微生物は有機物を作り出します。

ハオリムシはこの有機物のみで
生活しているため消化器官を持ちません。
まるで宇宙の生き物です。

変な深海魚に出会える水族館は?

深海魚大国かつ水族館大国である日本には
変な深海魚に出会える水族館もあります。

ぜひ実際に訪れて、実際に動き回る姿を観て
楽しんでみてください。
そして水族館の魅力を感じてください。

この中でも特に深海魚で有名なのは
静岡県の「沼津港深海水族館」
愛知県の「竹島水族館」

迷ったらこちらに行ってみてください。
特に沼津港では深海魚を食べることも…。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。
参考生きた深海魚に会える?オススメ水族館7選

深海魚はまだまだ不思議がいっぱい

今回は「変な見た目・生態の深海魚
というテーマで深海魚を紹介してきました。
ですが、まだまだ様々な深海魚がいます。

他のテーマについてもまとめているので
こちらからどうぞ。

もっと深海魚について知りたい方は
本を読むのもオススメ。
参考深海魚好きにオススメする本8選

ぜひ、深海魚をもっと楽しんでみてください。
では、また。

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